局所排気装置 2020.08.07

局所排気装置でよく聞く粉じんって何?

  • #局所排気装置
局所排気装置の説明や点検でよく聞く粉じんについて知っていますか?
大気中に浮遊する粒子状の物質というのは知っていますが、なぜ危険なのかは分からない方が多いのではないでしょうか。
今回は、粉じんとは何かと健康障害についてご説明します。
粉じんとは何?
粉じんとは、大気中に浮遊する個体の粒子状の物質の総称です。溶接作業などで発生するヒュームも粉じんとして含みます。
さらに、PM2.5も粉じんです。粉じんは、大気汚染の原因となっており工場など作業現場の生産工程でも発生をします。
粉じんは、健康障害を引き起こす
作業現場には様々な工程や扱う素材も多種多様なため数種類の粉じんが発生します。口や鼻からの吸引など身体に接触することで、健康に悪影響を与えます。粉じんによる健康障害は、科学的組成(粉じんの種類)、粒径(粉じんの大きさ)、人体側の要因(年齢、体質、健康状態など)、吸入量(粉じんの濃度と吸入時間)の4つの要因が関係しています。
・化学的組成
粉じんには鉛、カドミウム、マンガンなど身体に入ることで影響を及ぼす化学物質があります。
粉じんは、無機物からなる「無機粉じん」と有機物からなる「有機粉じん」に分けられ、一般的には「無機粉じん」でじん肺などの健康障害が発生すると言われています。有機粉じんによっても、アレルギーなどの健康障害を引き起こします。
・粉じんの粒径
粉じんの大きさによっても健康障害が変わってきます。吸い込んだ粉じんは、鼻腔や気管支の繊毛によって体外へ排出されますが、PM10以下の粒子だと体外に排出されにくく、呼吸器系への影響が大きくなります。
・人体側の要因
粉じんで起こる健康障害は、性別や年齢、体質、生活習慣、健康状態などが影響しています。
・吸入量
粉じんを吸い込む量が増えると健康への影響が大きくなりますが、「科学的組成」、「粒径」、「人体側の要因」の三つの要因で健康障害の程度は変わります。

まとめ
今回は、健康障害が起こる要因をご紹介しました。PM2.5やアレルギーのもとになる粉じんは、日常生活にも潜んでいます。完全に防ぐことは難しいですが、マスクなどをしてあまり吸い込まないようにしたいですね。
弊社では、粉じん等は発生する現場に設置する局所排気装置の点検を行っています。
資格を持った専任スタッフが点検を実施し、書類も作成致します。ご不明点やご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。 局排設備自主検査専用ページ開設!!
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