ニュース 2020.08.11

異業種メーカーのAIマッチング

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運搬用パレットとは
『パレット』とは物流現場で使われる荷物を載せるための荷役台です。フォークリフトなどでパレットごと荷物を大量に運搬出来るので物流現場で欠かす事の出来ないアイテムです。
日本国内の運搬用パレット保有数
一般社団法人 日本パレット協会が掲載しているデータによると、国内のパレット流通量は推定3億~5億枚と推測されています。そのほとんどが自社所有で運用されるのが一般的ですが近年はレンタルパレットに切り替える企業が増加しています。
レンタルパレット会社による異業種メーカーの幹線輸送共同化によるAIマッチング
レンタルパレット会社はユーザーがレンタルしたパレットを自社拠点で保管、管理していました。1990年代に食品業界、日用品業界で一貫パレチゼーションが普及し、同社のレンタルパレットが一貫パレチゼーションになり、荷役作業が大幅に低減でき、作業時間短縮による人員コスト削減が最も大きなメリットです。またフォークリフトを活用し、着車から出発までの時間が短縮された分、トラックの運用効率も向上しました。
これによりパレットユーザーの拠点内だけではなく、製品の輸送先や出荷先でも保管利用されるようになりました。
(一貫パレチゼーションとは:荷物を出発地から到着地まで、同一のパレットに乗せたまま輸送・保管することを意味します。)
しかし、卸や小売業の物流センターでは、複数メーカーのパレットが混在してしまいパレットの選別作業も容易ではなくなりました。また、パレットの管理や回収率の悪化などの問題が物流業界で懸念され始めるようになりました。

この問題に対応する為、レンタルパレット会社は共同回収システムの構築を開始しました。レンタルパレットにRFID(近距離無線による自動認識技術)を装備しパレットの移動をウェブ上で管理出来るシステムを開発しました。また、パレットユーザーの業務委託先である物流拠点などでも共同回収システムを導入する事で、広範囲のパレットをウェブ管理する事が可能になりました。
このシステムを活用する事により、近年ではユーザー企業同士の輸送ルートAIマッチングが開始されています。共同回収システムに賛同された企業同士の長距離幹線輸送を共同化する事により異業種間によるスキームを構築しています。複数企業の輸送ルートをデータベース化した事により、パレットをレンタルするだけでなく輸送コスト節減に貢献しています。また物流業界の大きな問題点である人材不足の中で安定した物流を維持する為に、ドライバーの負担を軽減出来る輸送網が必要と考え、ユーザー企業に働き掛け支援を行っています。

まとめ
複数の企業が抱える問題をパレットを可視化する事により、業界の問題解決に導く事が出来たんですね。
私達ミナミテクノもお客さまの望む製品を創ります。お客様の抱える問題点を、お客様にとっての理想へ繋ぐ事が私達ミナミテクノの役割と考えております。お客様の抱える問題点を是非お聞かせ下さい。
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