局所排気装置の吸込み不良の原因と対策は?vol.2

前回に引き続き局所排気装置の吸込み不良の原因と対策をご紹介します。
局所排気装置の吸込み不良の原因と対策はなにがあるの?
4.ダクトの場合
・ダクト内に粉じんなどが溜まり、圧力を損失しているため所定の排風量が出ていない
ダクトを軽くたたいて鈍い音がすれば粉じんなどが溜まっています。この場合は、溜まっている粉じんなどを除去してください。
ダクト内に有害物質を溜めないために必要なダクト内風速を「搬送速度」といいます。搬送速度は、有害物がガスや蒸気の場合は約10m/s、重い粉じんの場合には20m/s以上にするのが一般的です。
・ダクト系全体の圧力損失を十分に考慮しなかった(過小評価した)ため吸引不足になっている
設置したダクトが計画より細かったり設置距離が長くなったりした場合や粉じん装置等の排ガス処理装置の圧力損失を考慮に入れないで設置した場合などです。
対策としては、ダクトを太くしたり、距離を短くしたり、ベンド(曲がり部分)を少なくしたりします。
・ダクト系に漏れがあり、所定排風量が出ていない
漏れの原因として破損(磨耗、腐食、穴あき、破損など)、接続箇所のゆるみ(フランジの締め付けボルト、ナット、ガスケットなどの破損や欠落、片締め)が考えられます。
5.有害物の飛散速度が大きく、捕捉できていない
ファンの排風量のアップをしたり、フードと発散源の距離を近づけたり、フードを有害物の飛散方向でキャッチできるように移動するなどの措置をとりましょう。
6.排風量に見合う給気(メークアップエア)が不足している
給気が不十分だと作業場内が減圧状態になり、排気できる空気量が少なくなり吸込みが悪くなります。
排風量に見合う給気が確保できる空気取り入れ口(吸気口)を設けてください。



前回に引き続き局所排気装置の吸込み不良の原因と対策をご紹介しましたが、ご紹介した原因以外の場合もありますので、一度ご相談ください。
弊社では、局所排気装置の点検を行っています。資格を持った専任スタッフが点検を実施し、書類も作成致します。ご相談やご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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