とお客様からよくご依頼を受けます。
調べてみると、配管から結露水が伝わって水漏れをしていたりよくある話です。
工場などでは業務用エアコンはダクト吹きになっている事が多く、空調機が高いところにあるので、その水が生産機械に降ってきて大損害を受けてしまう事もあります。
なぜ水漏れが起きてしまうの?
水漏れの原因としては大きく分けて3つです。- ①結露による水漏れ
- ②ドレンの異常
- ③機器の異常
そもそも結露の理由として、冷房運転時に、低温の冷媒ガスが流れる為、銅管表面が低温になります。
冷媒管は、断熱材で銅管と外気との接点を失わせているものの、徐々に銅管の熱が断熱材に伝わり、被覆面までが冷やされて露点温度以下になると表面結露が生じます。
露点とは空気中に含まれる水蒸気がある温度以下になると水滴となります。
その温度を露点といいます。配管や空調機器などの表面が周りの空気の温度よりも低くその温度が露点より低いときに表面に水滴が付着する現象を結露といいます。
簡単に言うとガラスのコップに氷水をいれると、温度差によりコップの表面に水滴がつき、コップの下に水が溜まります。
水漏れの原因で多いのは、保温がされていない場所があり、結露によりそこから水が落ちている現象も見かけます。
これは、暖房時の配管の表面温度は80℃以上となり、その熱の為保温材が長手方向に約2%縮んでしまいます。また、接着しにくいため接合部が開いてしまい保温材が破れて結露します。
その箇所の保温をしっかり治すと結露が止まったりします。
最近は気温も、すごく高く湿度も高いため結露になりやすいと思います。
自社ではこのような事にならないよう予防として
- ・接続部の場所は断熱粘着テープを使う
- ・湿度が高い場所、温度差がありそうな場所では20mm保温を使う
結露、水漏れ等でお悩みのかた、専門知識がある自社のエンジニアが診断して原因を特定し、対応致しますのでお気軽にご連絡ください。